〜2004年(平成16年)12月2日付けのバンクーバー新報の記事から引用した全文です。(当時バンクーバー在住でセラピーを行っていました。)
この人にFocus
催眠状態へ導き気づきを促す
ヒプノセラピスト
ビング治美さん
今回の「この人にフォーカス」では、バンクーバーでこの秋、イメージセラピーとアルファーフットセラピーを開始したビング治美さんに話しを伺った。治美さんがイメージセラピーと紹介する療法は、一般にはヒプノセラピー(催眠療法)として知られるもの。これはリラックスして、脳波がアルファー波の状態で無意識の領域にある記憶などにアクセスし、そこから気づきを得ることで、人間関係などの心理的な悩みや身体的不調の改善・解放を促すことのできる療法であるという。まずは筆者の体験談をご報告しよう。
最初に治美さんにカウンセリングをしていただき、今回のセッションのテーマを、「ある人との間にトラブルが生じる理由」に設定した。私は背もたれを低く倒した椅子にかけて目を閉じて、治美さんの言葉に促されて心身ともにリラックスした状態に入っていった。初めに野原をイメージして、そこに関係を知りたい人を登場させ、その人と同時に生きた前世へと移行していくことに。すると私が少年からいじめを受けている映像のイメージが出てきた。「もっと重要な場面へ」と促されると、イメージのなかに白い猫が登場した。前のシーンとのつながりがわからないながら、そのイメージに浸ってみると、さっきの少年が現れ、猫を奪ったように抱きかかえて私をにらんだ。この少年の目を見た瞬間、私にはこの映像の語っていることがありありとわかった。私はそのメッセージが自分の発想にはないものだったことへの驚きと、一つの解答が得られたことへの満足感を覚えた。その後、イメージのなかで、その少年との関係を良くするための取り組みを行ってから、ゆっくり元の意識に誘導されて終了した。
★セラピーを受けられた方の反応はどうですか?今回のように皆さんに何かのイメージが見えるのでしょうか?
人それぞれに何かしらを感じられていますね。人によってそのイメージは、映像で出てくる場合、音で聞こえる場合や感覚で現れる場合があります。セラピー中に泣かれる方も多いですね。
★ヒプノセラピーを実践されていてどんなことを感じられますか?
わたしたちが育ってきた環境のなかで、いかに周りから多くの影響を受けているかを感じます。特に親からの影響を強く感じますね。親に育てられたように、自分が子供を育てているということはよくありますが、その連鎖が良くない形で現れてくる場合がありますよね。その悪い連鎖に気づいてもらえたらと思います。特に子供を生む性である女性にその気づきを得てもらいたいです。
★最後に読者へのメッセージをお願いします。
催眠状態は、寝がけやぼんやりしている時などに、いつも無自覚で体験している自然な状態です。また、催眠中は勝手にコントロールされたり、嫌なことをさせられることは一切なく、あくまで受ける人に主導権があります。前世や輪廻転生など信じていなくても、イメージ遊びをする感覚で受けていただいて、それによってその人が癒されればそれで良いのだと思います。催眠は人からかけられるのではなく、自分が積極的に入っていくものととらえていただきたいですね。
「自分の力で気付いて初めて人は変わっていけるもの」と語る治美さんの誘導で、ゆったりと心の奥底を探る旅に出かけてみてはどうだろうか。
PROFILE
ビング治美(Harumi Bing)さん
活動的で健康的な雰囲気の治美さん。フィジーでダイビングのインストラクターや旅行ガイドをしていたという経験を聞くと納得。そんな治美さんがさまざまな問題に直面していた折、ヒプノセラピーで自分自身が様々な気づきを得たことから、実践者になることを思い立った。「子供からたくさんの気付きをもらった」とも語る治美さんは、お子さんの名前にちなんでビジネスネームに「Orchis(蘭)Healing
& Therapy」の名をつけたそうだ。「心と体の両方からアプローチしていきたい」と、脳波をアルファー波に導く音楽に合わせて、セラピストが指使いを行うリフレクソロジーも実践中だ。
|
*取材していただいた記者の方は当時ある人とのトラブルがあり、その人とのどのような前世での関わりがこのようなトラブルを引き起こしているのかを探るために、その人と一緒に生きた前世へと前世退行をしました。
記事中に出てくる「少年」は、現世でトラブルとなっている「ある人」のその前世での姿。
セッション中に受け取った映像のイメージから、なぜその人と現世においてトラブルがあるのか、トラブルの真の原因が何だったのかを理解し納得されたようです。
|